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五島退教協便り
発行元 
五島退職教職員等
連絡協議会
2022年7月10日
五島の小、中学校を退職した先生達で作っています
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内容の概要 文責
担当者名

10名の出席で総会が開催されました

 去る6月12日(日)10時より青方の石油備蓄会館にて開催されました。参加者は、平田昌一さん、上河恵賜さん、川崎岩男さん、宗正章さん、福井忠さん、丸岡剛さん、原吉成さん、馬込鹿太郎さん、道津喜八郎さん、枡田重忠さんの10名。久々に歌う国民歌「緑の山河」に心たぎるものを感じる。共におられた物故者への黙祷後、原さん議長で会が進められた。-

平田会長あいさつ「‥‥世界はまた過ちをくり返すことになりました。ロシアがウクライナに攻め入って3ヶ月。それに便乗して自民党や維新の会が防衛費の増額を言い出しています。また、敵基地攻撃能力を持とうとまで言うのは、敵ミサイルの迎撃は難しいからミサイルを撃つ所を攻めようという戦法のようです。これからの戦争というものは、我々の及びもつかない結果をもたらします。まずは、戦争をしない、させない状況をどのようにつくっていくのかということこそ大切ではないでしょうか。
 
今度の参院選では、自民党などが『しまった!やり過ぎた!』と思わせる結果をつくり出すために私たちの力を結集していきましょう」 会員の近況報告では、観光ガイドで日々忙しくボランティア活動をされたり、毎日野菜や花作りに精を出す方がおられる一方、どうしても家にこもりがちになっている方、デイサービスに通うようになった方、玄関で転んで骨折し入院をされている方、ホームに入所された方、「その日その日の食事を作るのに一生懸命」老老介護で、買い物・料理をやられている方‥‥
 
年々厳しい生活に追い込まれながらも、退教協の仲間として名を連ね、総会に足を運んでいる。出席を熱望しておられた片山さんは体調がすぐれず断念されたとのこと。自宅の前には今も「平和学舎」の表札が掲げられてあるとの報告もありました。  協議の中では特に、7月10日に予定されている参議院議員選挙について意見が交換さ れました。

選挙区については、立憲民主党の白川あゆみさんの当選をめざすことが確認されました。ただ比例区については、日退教・県退教協とも日政連候補の古賀ちかげさんの推薦を決定しているものの、社民党支持については「各支部の取り組みを尊重する」としています。五島退教協としてはどう考えて取り組むのか、難しい判断となりました。

 「社民党がなくなるということに大変な危機感を感じている。やはり社民を存続させたい。ただ、やはり自民党に対決できる野党をつくっていこうと考えるのであれば立憲の古賀さんということになるが‥‥」「野党としていろいろな主義主張はあるだろうが、1つにまとまっていかないと自民党に立ち向かえないのでは」「野党は反対ばかりしているというネガティブキャンペーンが広げられている。立憲にしても社民にしてももっと自分たちの主張をあらゆる機会を通して広げて欲しい」「今度ダメだったら、社民党はなくなりますよ」「今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻があって、これから軍事費2%も仕方ないと考える国民が増えているのではないか。世界第3位の軍事費支出の国となるのだろうか。世論はどんどんそちらの方に流れていっているのでは。維新の会も憲法改正をおおっぴらにしてきた。核の共有とかこれまで考えられなかったことが堂々と言われるようにもなってきた。こんななか、ずっと私たちが支持してきてやはり憲法9条を守ろうという護憲政党が1つなくなるということになれば、この国の歴史が大きく変わっていく象徴的な出来事になるのでは。やはり社民党の灯は決して消してはならない」「同じことを言うにしても、1党だけで出すのと小さくてもいくつかの政党で出すのでは国民の受け取り方が違うのではないか。そういう意味では社民党を残すことには賛成だ。ただ、だからといって『五島退協としてこうします』と決めていいのかどうか‥‥」

 結論としては、「どの党に投票すると決めるのは難しい。1つにはまとめず会員それぞれの判断に任せる」ことになりました。

 会計予算については、昨年よりコロナ感染拡大の影響で充分な活動ができないということで会費を3000円(うち弔意積み立て500円)としているため、繰越金・会費とも少ないことから予算の支出が大変窮屈になっているとの報告。これに対して、「今こそ先輩と共に残してきた特別会計を使うべきなのではないか」という意見が大半を占め、了承されました。今後、会員数の減少も考えられることから特別会計からの支出ができるようになりました。

 弔意積み立て会計については、これまで「会員の親や子どもに5000円の香典」との取り決めがありました。しかし、会費の減少に加え会員の親や子どもについての情報が得にくいことからこの文言を削除することとなりました。結果「会員並びに配偶者へ1万円の香典を添える」となりました。


おみやげに宗さんより「千両箱」のパッケージのティッシューをいただきました。宗さんのホームページへのアクセスが1000万回近くになった記念の品だそうです。1000万回を超えると、五島初ということです
なお、新役員については次のとおり全ての役員が再選されました。
会   長 平 田 昌 一 幹   事  坂下 好 廣
副 会 長 上 河 恵 賜   原   吉 成
事務 局 長 枡 田 重 忠 会計 監 査 吉 田 精 志
事務局次長  道津 喜八郎    
会   計 馬 込 鹿太郎 顧   問 富 上  進
      片 山 圭 弘

 

参院選のとりくみー比例区・選挙区とも一人10票

 総会の話合いを受けて参議院議委員選挙の取り組みを次のように進めます。

(1)選挙区 白川あゆみ(立憲民主党) 比例区 古賀ちかげ(日政連候補   ・立憲民主党)ただし、比例区については社民党でも可

(2)目標数 一人10票

(3)集票の結果を7月8日までに事務局長の枡田重忠に電話連絡をお願い   します。(0959−45−2114)

「白川あゆみ〇票、古賀ちかげ〇票、社民党〇票」で報告してください。

短歌「いと怖し、ロシア殺人団」

―大東亜戦争生きし少年、身の毛立つ―    寛 葉

〇テレビより日々流れ来るウクライナ 攻め激しそは「ロシア殺し屋」

〇放映の地名・方法違えども 我が小学時の日本浮かび来

〇日本軍敵負かせると「バンザイ」と 大本営告げ国民ぞ旗振る

〇ロシアでのプーチン演説20万 寄りし国民皆しかと旗振る

〇今、ロシア為しいる事は人殺し 銃弾撃ち攻める大犯罪ぞ

〇今、日々に悪度さ増せるロシア国 殺人行為見つつ憎気湧く

〇今進む様早急に収めんと 「平和道行き」語り進まん

〇五島弁強めロシアに高々と 「アラヨ・コラヨ」に「温和しゅうせれよ」

〇テレビでの報道番組語るるは ロシア「核兵器使用ぞ怖し」

〇大東亜戦争終わり安堵すが 77年テレビぞ怖し

〇温きなる蒼天の日五島包む我の心身「爽健」近し

〇ロシア為す非人間業消え行かぬ プーチン真喧嘩親分

〇殺し屋のプーチン支ゆロシア 国民の心境異常度高し

〇日々流るロシア無茶為す殺人と破壊知るたび我病ぞ高ず。

 

ここまで来たか、「核共有」発言

 安倍元首相は、2月27日のテレビ番組でNATO加盟国の一部が採用している、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有」について日本でも議論すべきだとの考えを示している。彼だけではない。日本維新の会は参院選に向けて「核共有を含む拡大抑止に関する議論を開始する」とも提言している。

 軍事力をどうしても強化したいと考える人たちが、この機に乗じて「非核三原則」の見直しにまで言及しています。「使われた側」の立場からではなく、「使おうとする側」の立場からしか核の問題を考えられないような姿勢に心の底から怒りが湧いてきます。77年前の核爆発の下でどんなことが起こったのか、人間がどんな姿にさせられて死んでいったのか。まず私たちがもう一度学び直し、具体的に発信していかなければなりません。

 「広島第二県女二年西組−原爆で死んだ級友たち−」(関千枝子著)という本があります。あの日、爆心から南へ1.1キロメートル。広島第二高等女学校2年西組の生徒たちが「建物疎開作業」で瓦運びをしていました。この一帯では約5000人の少年少女が働いていました。屋外で作業中に被爆した少年少女たちに生存者はいない。肉親にめぐり会えた人もごくわずかで、遺体もわからない人が大部分である。

 

火浦ルリ子(有田智恵子先生の語りから)

 その人は県立広島女子専門学校の廊下へ上がるステップの所に腰掛けていた。そこは第二県女校舎へ行く通り道であった。身体中焼けただれ、どろどろとなり、顔は膨れあがっていた。足元には長いボロのようなものを引きずっていた。胸元にだらりと曲げている手からも、つららのようなボロがぶら下がっている。目をこらすと、ボロのような物は身体からむけ落ちた皮膚であることに気づく。二年西組の級長火浦ルリ子である。その大火傷で、彼女は火の海をくぐり、2キロ以上も歩き続けて学校にたどり着いたのだ。

 火浦の死には有田智恵子教諭が立ち会っている。8月6日午後8時ごろ、有田は女専の玄関前に机を出し、被爆した生徒たちの家族の応接にあたっていた。‥‥その時、

一人の兵士が来て、

「ここの生徒さんが呼んでいます。ひどい火傷です。すぐに来てください。部隊の兵

舎です」

他の先生方に後をお願いして、すぐにそのトラックに跳び乗った。‥‥広い木造の部

屋の一隅であった。壁際の軍隊毛布の上に女の子が寝ていた。

「先生!先生、すみません!最後の点呼が、最後の点呼がとれませんでした」

とれるはずもない点呼だ。しかし彼女はなんとか確かめたいと、辺りを走り回ったの

ではなかろうか。責任感の強い彼女の心根がいじらしかった。

「そんなこと心配しなくてもいいのよ。自分のことだけ考えればいいの。頑張って一

日も早く元気になりましょうね」

安心したのであろう。ほっとしたように大きく息を吐いた。‥‥有田一人が見守るな

か、「先生、点呼が、点呼がっ、すみません」

とはっきりしたうわ言を残してこと切れた。

 

シリーズ「フォト漫歩」P「千羽鶴を折る」寺脇 良雄

 五島市玉之浦町深浦、藤原林作さんの自宅で撮影。原稿依頼を受けて再度訪れると、快く応対していただき感謝をしている。20年以上も高校生平和大使へ千羽鶴を託し続けている藤原良子さん(84)に迎えていただいた。その時、手には色紙を持ったままでしたからきっと鶴を折っていたのでしょう。

 藤原さんが千羽鶴を贈り始めたのは2000年。これまで累計30万羽を越える。(1万5千羽×20)仏壇の近くで林作さんと会話をしながら鶴を折る部屋には、2009年に平和の分野で地道な活動を続ける個人・団体を表彰する「秋月平和賞」を受賞した額が飾られている。

 

 亡き母と姉が被曝者でもあり、1羽1羽に平和への願いを込めて毎日折り続けているそうだ。折るきっかけは、長崎市の友人の孫が国連欧州本部に核兵器廃絶を求める署名を届ける高校生平和大使になったことだと言う。例年、高校生平和大使が五島に受け取りに来ていたが、新型コロナの影響で1昨年から宅配便で送っている。

 今年は、オーストリアのウイーンに高校生平和大使が派遣されることを知り、去る5月25日、千羽鶴を5本、大使派遣委員会の平野伸人さん宛てに送ったそうだ。平野さんは「藤原さんの折り鶴は素晴らしく、国連などでも喜ばれる。地道な作業に敬服する。大切に利用させていただきたい」と話している。

 次は7月中旬、12本程千羽鶴を届けたいので努力していると話した。写真を数枚届けると、しばらくして、赤、青、黄色など10色で作られた心のこもった千羽鶴が送られて来た。嬉しくなり、毎日目にする場所に吊り下げて生活の糧にしている。

坂下和男さんがご逝去されました。 

月2日、坂下和男さんがご逝去されました。日頃から短歌や俳句を長崎新聞に投稿されたり、原爆忌の文芸大会、平和祈念俳句大会などに応募しておられましたのに、心よりご冥福をお祈りいたします

退教協ごとうは原稿を募集しています

記事の投稿、「シルバー川柳」も大募集します。

FAX(0959−45−2114)で送ってください。      

発毛剤 浸透し過ぎか 鼻毛増え (枡田)

  原稿は、FAX(0959−45−2114)または、電子メール (sigetada.06@world.ocn.ne.jp)、封書でもかまいません。できれば、写真が あれば最高です。メールの場合はお電話してください。  
〒853−3102  新上五島町岩瀬浦郷636−6p;
           広報担当 枡 田 重 忠

枡田重忠さん





平田昌一さん
































































































































































寺脇 良雄さん




 

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作曲:梶山 清さん
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